大学校舎の階段部分に正方形の壁をななめに突き刺した作品。一辺6m弱の巨大な壁は、手すりや天井を巻き込み、通行人が階段をのぼる事すら困難にするが、表面には少女的な柄の壁紙がはってある。壁、壁紙は作家自身のベッドルームと全く同じもの。非常にプライベートな空間である寝室の壁を拡張し、パブリックな場に持ち込むことで、個人的な空間が暴力的に他者の日常に介入していく。
大学校舎の階段部分に正方形の壁をななめに突き刺した作品。一辺6m弱の巨大な壁は、手すりや天井を巻き込み、通行人が階段をのぼる事すら困難にするが、表面には少女的な柄の壁紙がはってある。壁、壁紙は作家自身のベッドルームと全く同じもの。非常にプライベートな空間である寝室の壁を拡張し、パブリックな場に持ち込むことで、個人的な空間が暴力的に他者の日常に介入していく。