第一期工事
初めの工事として、中央部分を下からV字型にラインを引き、その内部をスケルトン化することを竹原建材に提案し、概ねの方向性として合意した。
地元の大工さんにV字型の切り口のラインを設定するための協力を仰げないかと、現場を見てもらったが、家屋の状態があまりに悪いため、関わりたくないと断られた。これは今からプロジェクトを遂行していこうと思っていた私にとって非常にショックなことであった。
失意のもと竹原建材に再度相談をしたところ、安全解体研究所という内部組織を紹介してもらい、労働安全コンサルタントに協力してもらえることとなった。彼らの指導のもと、補強を入れながら工事を行うこととなった。
工事完了後はツアー形式で一般公開をおこない、美術関係者や地元の方、学生などが参加してくれた。
中央部をスケルトンにした状態で作業は一旦中断し、第二期工事のプランニングを行う。
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